フットサルとは?【初心者の為の】フットサルとサッカーの違いを紹介
フットサルは、サッカーを小さくした競技でだれでも気軽に楽しめるスポーツとして人気があります。フットサルに興味があり、これから初めてみたいと思っている方も多いのではないでしょうか?
また、ダイエットや運動を始めようと考えている方、運動といっても何したらいいか分からないから昔サッカーやってたしフットサルを始めようかな…
サッカーはやってきたけどフットサルは全然知らないからという方の為に
フットサルについてもっと知りたい方向けに、サッカーとフットサルの意外な違いをまとめてみました。
フットサルとは
そもそもフットサルって?
サッカーと何が違う?
コートが小さくなっただけ?ぶつかるのもサッカーと同じ?
どれくらいの人がやっていて、どの程度お金がかかるのか?
ルールやマナーなど知らずにプレーしていて怒られないか不安がたくさんあると思います。
実際に以下の違いがあります。
皆さんはどれだけ知っていましたか?
違いについて
フットサル | サッカー | |
ピッチサイズ | 20m×40m | 68m×105m |
ピッチ表面 | 体育館、人工材質 | グランド、芝 |
ゴールサイズ | 2m×3m | 2.44m×7.32m |
ボール | 4号球(ローバウンド) | 5号球(U-13以上) |
シューズの種類 | 屋内用シューズ | 屋外用シューズ(スパイク) |
プレイ人数 | 5人 | 11人 |
試合時間 | 20分ハーフ(プレイングタイム) | 45分ハーフ(ランニングタイム) |
交代 | 自由 プレイヤー5人とベンチの交代要員(最大7人)がいつでも入れ替わることができる | アウトオブプレーの時審判の承認を得て交代 |
オフサイド | 無し | 有り |
タイムアウト | 試合の途中に各チーム前半・後半で1回ずつタイムアウトをとることが可能というルールで、試合を1分間中断し、作戦会議をしたり選手を休憩させたりできます。 | 無し |
プレーの再開 | ボールがタッチラインを超えた時、キックインで再開。攻撃側がボールをゴールラインから出した時は、GK(ゴレイロ)がペナルティーエリア内から手で投げて再開(ゴールクリアランス) | ボールがタッチラインを超えた時は、スローインで再開。攻撃側がボールをゴールラインから出した時は、ゴールキックで再開。 |
レフリー | 主審、第2審判、第3審判、タイムキーパー(主審、第2審判とも笛を吹く事ができる。 | 主審、副審2、第4の審判(主審は笛、副審は旗を持つ) |
ファール | フィジカルコンタクト反則の基準はサッカーと同じ。 直接フリーキックで罰せられる反則の数をチーム毎に数えて累積する。各チーム6つ目反則を犯すと第二ペナルティーマークから壁無しのフリーキックが相手チームに与えられる。5つ目までは反則のあった場所からの直接フリーキックかペナルティーキックで再開する。 | スライディングタックルはファウルではない。 反則の数は数えない。 |
退場者がでた場合 | チームはその選手の退場後に失点するか、2分を経過するとベンチより他の選手を補充できる | 補填できない |
GKへのバックパス | GKが保持したボールを離す、もしくはボールをパスした後、相手が触れるかピッチの相手側ハーフ内であれば、GKは再びボールに触れられない。触れると相手側の間接フリーキックとなる。 | 味方選手から足で蹴られたパスは手で触れられない。手で触れると相手の間接フリーキックになる。 |
GKの違反 | インプレー時、GKは自陣では手、足を問わず4秒間しかボールを保持出来ない。保持してから4秒間経過すると相手チームに間接フリーキックが与えられる。 | GKが手でコントロールしたボールを放した後は他の選手がボールに触れない限り再び手で触れることはできない。 |
4秒ルール | アウトオブプレー時のキックイン・ゴールクリアランス・コーナーキック・フリーキックは4秒以内に行わないと相手ボールとなる。 | 無し |
フットサルとサッカーの違い
ピッチの広さの違い
サッカーは68m×105mのピッチサイズでプレーしますが、フットサルは20m×40mの広さです。フットサルコートはサッカーコートに比べると非常に小さく、1/9程度の広さしかありません。
ピッチサイズが異なるということは、ゴールの大きさも変わります。
ピッチの表面の違い
実は、ピッチの表面も異なることをご存知でしょうか。サッカーは芝の上でプレーしますが、フットサルは木や人工材材質の上が多いのです。
ゴールサイズの違い
サッカーゴールは2.44m×7.32mですが、フットサルは2m×3mとかなり小さいです。フットサルの方が小さい分、ひとりひとりにボールが回ってきやすいのも大きな特徴です。
ボール違い
サッカーでは5号球に対して、フットサルでは少し小さい4号球を使用します。
また、フットサルではあまりボールが弾まないローバウンドボールを使用します。通常のサッカーボールだと反発力があるため遠くに飛びます。フットサルボールは反発力が低いので遠くに飛びません。
必然的にショートパスが主体になります。
シューズの違い
サッカーでは、底面に突起や金属製の部品がついたスパイクシューズを使用します。
一般的にはトレーニングシューズ(トレシュー)と呼ばれている【屋外用】を使用します。特徴は【屋内用】とは異なり靴底に凹凸が施されています。滑りやすい芝の上でも踏ん張りが効きしっかりと地面を掴めます。【屋内用】シューズを履いて人工芝でプレイすると滑りやすく危険なので注意しましょう。
フットサルでは、体育館など木材の素材を使用している床で行われることが多いので【屋内用】シューズを使用します。【屋内用】のフットサルシューズには足裏に白か飴色のラバー素材を使用しています。人工芝用と比べて平らに設計されているのが特徴。接地面を広くし床をしっかりと捉え、滑りにくいのでターンやボールコントロールがしやすいです。
屋外だけでなく屋内のコートでも人工芝を採用している施設もありますので、適したシューズを選ぶためにもコートの仕様は確認しておきましょう‼️
人数の違い
フットサルとサッカーではプレー人数も異なります。
サッカーは11人でプレーしますが、フットサルのプレー人数は5人です。
ピッチの広さが1/9なのに対し、プレー人数は約半数なので、フットサルはピッチ内の人口密度が非常に高くなります。
試合時間の違い
サッカーの試合時間は前半・後半でそれぞれ45分ずつですが、フットサルは前半・後半それぞれ20分で行われます。
ただし、サッカーは「ランニングタイム」を採用し、フットサルでは「プレーイングタイム」を採用しています。
・ランニングタイム・・・基本的にプレー中は時間が止まることはなく、選手交代やケガ人の発生でプレイ以外の時間が発生した場合、ロスタイムとして別途計測される。
・プレーイングタイム・・・ボールがコート上にある状態でのみ時間が流れる。ボールがコート外へ出た場合には時間が止まるため、ロスタイムはない。
フットサルの場合、試合時間は前半・後半合わせて40分ですが、実際は1時間以上プレーすることも
フットサルとサッカーのルールの違い
交代の違い
サッカーの選手交代は、基本的に1試合で5人までと決められていますが、フットサルでは交代人数が決まっていません。
交代のタイミングに関しても、サッカーはアウトオブプレーのときに審判の承諾を得ることが必要ですが、フットサルではタイミングは自由で審判の承諾も必要ありません。
つまり、フットサルはいつでも自由に何人でも選手を交代することが可能で、このルールが、フットサルの魅力の一つでもある、スピード感のあるプレーにつながっています。
また、レッドカード、イエローカードによる警告・退場のルールはサッカーもフットサルも同じで、退場した選手は試合に戻ることはできません。
サッカーは選手退場後、試合終了までその選手が欠けた状態で戦わなくてはいけませんが、フットサルは退場の2分後またはゴールが決められたタイミングで選手を補充することができます。
2分間耐えることで、不利な状況を変えられる可能性があるので、最後まで目が離せない試合展開もフットサルの見どころです。
オフサイドの違い
サッカーには、ゴールキーパー以外の相手選手よりも、前の位置でボールに関わってはいけない、「オフサイド」というルールがあります。非常に細かく規定があり、理解が難しいルールです。
しかし、フットサルにはオフサイドはありません。そのためフットサルでは相手選手よりも前で自由にボールをもらうことができます。
オフサイドが無いことで、プレーが限定されず、さまざまな戦略を実行することが可能です。
タイムアウトの違い
フットサルには、サッカーには無い「タイムアウト」という制度があります。
これは試合の途中に各チーム前半・後半で1回ずつタイムアウトをとることが可能というルールで、試合を1分間中断し、作戦会議をしたり選手を休憩させたりできます。
思うように攻められない時には、1度話し合って悪い流れを断ち切ることもでき、試合の流れを変える重要なポイントとなっています。
GKへのバックパスの違い
サッカーでは、ゴールキーパーに対して、ボールを戻す「バックパス」ができ、パス回しにゴールキーパーが関わることができます。
味方選手から足で蹴られたパスは手で触れられない。手で触れると相手の間接フリーキックになる。
それに対して、フットサルではバックパスは基本的に禁止されています。
GKが保持したボールを離す、もしくはボールをパスした後、相手が触れるかピッチの相手側ハーフ内であれば、GKは再びボールに触れられない。触れると相手側の間接フリーキックとなる。
どのケースがセーフで、どのケースがアウトなのかがわかりづらく、理解しないまま反則になってしまうケースが多く見られるので、注意が必要なルールです。
スローインではなくキックイン
ボールがコートの外に出た際の、プレーの再開方法にもフットサル特有のルールがあります。
サッカーでは、手を使ってコート内にボールを投げる「スローイング」でプレーを再開させます。
一方、フットサルではボールをタッチライン上に置き、足で蹴る「キックイン」で再開させるのがルールです。
キックインの時に注意するべきなのがピッチを出た、または天井に触れたところから最も近いタッチライン上の地点で静止している
(ボールがタッチライン上に止まっている)状態でキックインを行うことです。
これが守られていないと反則になり、相手ボールになってしまうので気をつけてプレーすることが重要です。
第二PK
フットサル特有の「第2PK」というルールもあります。
チームのファウルの合計が前半後半でそれぞれ5つになった場合、6つ目のファールから第2PKが適用されます。
相手チームに対して、ゴールまで10mの位置からの直接フリーキックが与えられるというルールです。
第2PKは得点の大きなチャンスとなるので、ファウルが多くなってきた時には十分に注意してプレーしましょう。
4秒ルール
フットサルには、サッカーには無い「4秒ルール」というものもあります。
これは、キックインやゴールクリアランスなどにより試合を再開する際、ボールを投げられる状態、蹴ることができる状態になってから4秒以内に再開しなければならないというルールです。
審判が手を高く挙げて4秒カウントするので、選手は審判の手を確認しつつプレーをする必要があります。
4秒ルールは、フットサルの特徴であるスピーディーな展開を実現するための大切なルールであるといえます。
サッカーとフットサルの主な違いについてご紹介しましたが、意外と知らない規則やルールがあり思っていたよりも違いがたくさんあると感じた方も多いのではないでしょうか?
フットサルとサッカー、見比べてみるのも面白いと思います‼️